墨田区は「下町の暮らしやすさ」と「都心へのアクセスの良さ」を兼ね備えたエリアとして、近年ますます注目されています。
東京スカイツリーや両国国技館などの観光スポットに加え、再開発による街の進化もあり、住宅需要は堅調に推移しています。
今回は、令和8年(2026年)の墨田区公示地価(住宅地)ランキングと、過去10年の推移を分かりやすく解説します。
※本記事では「住宅地」に限定しており、錦糸町駅周辺・両国駅周辺・押上駅周辺などの「商業地域」は除外しています。
※本文中のランキング表やグラフは、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の公示地価データをもとに作成しています。
墨田区の住宅地地価の概況(令和8年)
平均価格:約61.3万円/㎡(坪単価 約202万円)
前年比+13.5%の上昇となり、住宅地としては非常に力強い伸びを示しました。
全国平均(+2.1%)、東京都全体(+4.5%)を大きく上回っており、都内でもトップクラスの上昇率となっています。
■ 5年連続の上昇
コロナ禍で一時的に弱含んだものの、その後は住宅需要の回復により上昇基調が継続。
特に2023年以降は上昇ピッチが加速しています。
■ 駅力のあるエリアに需要が集中
両国・錦糸町・押上といった複数路線が利用できるエリアは引き続き人気が高く、利便性・生活環境の両面から評価されています。
加えて、東武線・京成線沿線の利便性向上や、押上エリアのブランド力上昇も地価を押し上げる要因となっています。
【令和8年】墨田区・住宅地公示地価ランキング

■ 上位は「駅近×生活利便性」の地点が中心
順位は前年と変動はなく、両国・錦糸町・押上といった交通利便性の高いエリアが上位を占めています。
一方で注目すべきは、全ての地点で高い上昇率を記録している点です。
これは単なる一部エリアの上昇ではなく、墨田区全体に需要が広がっていることを示しています。
■ 相対的に割安なエリアの上昇余地
東向島・八広・墨田エリアなどは、都心アクセスが良好でありながら比較的価格が抑えられており、
今後の上昇余地が期待されるエリアと言えます。
過去10年の推移(住宅地の平均)

■ コロナ後に上昇トレンドが加速
過去10年の推移を見ると、2020〜2021年にかけて一時的な停滞はあったものの、その後は明確な上昇トレンドに転じています。
特に2024年以降は、
- 低金利環境の継続
- 都心回帰の流れ
- インバウンド回復によるエリア価値向上
といった複合要因により、上昇率が拡大しています。
まとめ
令和8年の墨田区の住宅地公示地価は、前年比+13.5%と大きく上昇し、都内でも際立った伸びを示しました。
上昇は一部エリアに限らず区全体に広がっており、墨田区の住宅地としての評価が一段と高まっていることが分かります。
今後も、交通利便性・生活環境・価格バランスの良さを背景に、安定した需要が続く可能性が高いでしょう。
「都心に近く、現実的な価格で購入できるエリア」として、墨田区は引き続き注目すべき住宅エリアと言えます。
